「Audibleを聴いてるのに内容が全然頭に入らない…」そんな風に感じたことはありませんか?
私も最初は、何冊聴いても記憶に残らず、「これ意味あるの?」と疑っていました。
でも、原因と対策を知った今では、Audibleが読書の新しい相棒になっています。
結論から言うと、
- ながら聴きで集中できないまま聴いている
- 長時間Audibleを聴いている
- 興味のない本を選んでいる
- 難しすぎる本を聴いている
- 疲れているときにAudibleを聴いている
このような原因が考えられます。
この記事では、Audible初心者が「聴いてるのに覚えられない」と感じる原因と、記憶に残すための具体的な対策をわかりやすく解説していきます。
僕の実際に行っているコツも体験談として記載しているので、合わせて読んでみてください。

Audibleが頭に入らない5つの原因と初心者がやりがちな失敗例

Audibleを聴いているのに内容がなかなか頭に入らない…そんな悩みを抱える初心者は少なくありません。
その原因は単なる集中力不足だけではなく、聴き方や作品の選び方にも潜んでいます。
この章では、特に初心者がやりがちな5つの失敗例と、その背後にある理由を分かりやすく解説します。
原因①:ながら聴きで集中できないまま聴いている
ながら聴きは便利だが、集中力が分散し記憶に残らない。
人間の脳はマルチタスクが苦手で、注意が別の作業に向くと音声情報の理解が浅くなります。
料理や家事など、考える作業を伴う場合は特にその傾向が強まります。
僕も以前、レシピを見ながら料理中にAudibleを聴いていましたが、気づくと話がどんどん進み、内容が理解できなくなっていました。
頭に入らないなら、できるだけ“ながら”を減らしてシングルタスクを意識しましょう。

僕の場合、マルチタスクでも料理の炒める、煮るなどの単純作業なら聴きながらでも理解できます
原因②:長時間聴いている
長時間聴き続けると脳が疲れてしまい、理解力や記憶力が一気に低下します。
聴覚からの情報処理は意外にも脳に大きな負担をかけます。
オーディオブックは文字情報よりも処理速度が遅く、長時間続けると集中力が切れやすくなります。
僕も試しにぶっ通しで聴いたことがありますが、後半になると頭がぼーっとしてきて、内容が入らずほとんど覚えていませんでした。
内容をしっかり理解するためには、30分〜1時間を目安に区切って聴くことをおすすめします。



休憩を挟むだけで、驚くほど頭への入りやすさが変わりますよ
原因③:興味のない本を選んでいる
自分が興味を持てない本は集中力が続かず、結果として記憶にも残りにくくなります。
僕も「流行っているから」と話題のビジネス書を手に取りましたが、わずか1時間で挫折。
ところが自分の趣味に関する本はスッと内容が入ってきて、驚くほど覚えられました。
選書の基準は「みんなが読んでいるか」ではなく「自分が本当に知りたいかどうか」。
これを意識するだけで、Audible体験は大きく変わります。



聴き放題だからこそ、「ちょっと合わないな」と思ったら迷わず別の本に切り替えるのが正解です!
原因④:難しすぎる本を聴いている
内容が難しすぎる本は、理解も記憶も追いつかず、Audibleの魅力を感じる前に挫折してしまいます。
専門用語や図解が多い本は、聴くだけでは理解が追いつきにくく、頭に入りずらい。
僕も図解の多いビジネス書を聴いたとき、図が見えないまま説明だけが進み、内容が分からない。
結果、半分も覚えていないという残念な経験に。



最初はエッセイや短編小説など、イメージしやすく聴きやすいジャンルから始めると理解が深まり、Audibleをより楽しめますよ!
原因⑤:疲れているときに聴いている
疲れた状態でAudibleを聴くと集中力が落ち、どんな内容でも記憶に残りにくくなります。
脳の処理能力は体調や気分に大きく左右。
疲労が蓄積していると、情報を整理し記憶に定着させる力が弱まり、内容が右から左へと抜けやすくなります。
僕も残業後の疲れたまま聴いたことがありますが、頭がぼーっとして内容が全く入ってきませんでした。
気づけば再生だけが進み、ストーリーや論点をほとんど覚えていないという状態に。
朝の元気な時間や昼寝・休憩後など、脳がリフレッシュしているときに聴くほうが理解度も記憶定着も高まります。



朝のウォーキング中に聴くのがおすすめ。頭も気分もすっきりして内容が入りやすいです


【体験談】Audibleを3年間使ってわかった「頭に入りやすい」聴き方のコツ


Audibleを3年続けていても、「あれ?内容が全然頭に残ってないな…」と感じる瞬間は何度もありました。
特に、ながら聴きをしているときほど、その傾向は顕著でした。
「ながら聴きって効率的なはずなのに、どうして覚えられないんだろう?」
そう思い、料理や運転、スマホ操作など色々な場面で試してみたんです。
- レシピを見ながら作る料理
- 初めての道をナビで確認しながらの運転
- LINEやメールの返信
…これらは全部失敗。
頭の中が作業に持っていかれてしまい、本の内容はまるでBGMのように流れていくだけでした。
そこで僕は発想を切り替え、「Audibleを聴かない作業」と「聴くのに向いた作業」を分けることにしました。
具体的には、思考を使う作業ではAudibleを聴かない。
代わりに、
- 洗い物
- 炒める、煮込む工程
- 慣れた道の運転
- 掃除
など「頭を使わない動き」単純作業のときにだけ再生するようにしたのです。
さらに、聴きながらスマホのメモアプリに感想や気になったフレーズをサッと書き留めたり、Audibleのレビュー機能を活用して感想を書き込んだりしています。
この方法に変えてからは、本の内容が驚くほど頭に残るようになりました。
以前のように「聴いたのに覚えてない」という虚しさは減り、代わりに「今日はこんなことを学べた」という達成感が増えていきました。
はじめは頭に入らなくて当然です。
聴く読書は、これまでの人生であまり体験したことがないスタイルだからです。
大事なのは、向いている作業と組み合わせて、少しずつ慣れていくこと。
そうすれば、AudibleはただのBGMではなく、知識を得る最高の相棒になります。
この記事では、僕が実際に「頭に入りやすい」と感じたおすすめの本も紹介しているので、何を聴こうか迷っている方はぜひ参考にしてみてください。
Audibleを効果的に聴く3つの方法|頭に入らない悩みを解消


Audibleを聴いても「内容が頭に入らない」と感じる人は少なくありません。
実は、それは才能や集中力の問題ではなく、聴き方や環境に原因があることがほとんどです。
この章では、初心者でもすぐに試せて効果を実感しやすい「Audibleを効果的に聴く3つの方法」を紹介します。
対策①: Audibleの再生速度を調整する
Audibleは再生速度を自分に合った設定にすると、理解力と集中力がぐっと高まります。
速すぎると聞き逃しが増え、遅すぎると逆に集中力が途切れてしまいます。
脳が最も心地よく情報を処理できるスピードは、人によって異なります。
僕の場合、1.5倍速が最も快適でしたが、2倍速にすると理解が追いつかず、内容が頭に残らなくなりました。



まずは1.2〜1.5倍速から試して、自分の集中力が最後まで続くスピードを探しましょう。
対策②:短時間に分けて聴く
Audibleが頭に入らないときは、短時間リスニングと振り返りを組み合わせるのが有効です。
脳は疲れると記憶の定着力が落ちます。特に音声だけで情報を処理する場合、集中力の持続時間は意外と短く、長時間聴くほど理解度が下がります。
僕も以前は1〜2時間聴きっぱなしでしたが、途中から話の流れが曖昧になり、結局ほとんど覚えていませんでした。そこで30分ごとに止めて内容を振り返るようにしたら、理解度が大幅にアップしました。
1回30〜60分を上限に区切り、聴き終わったら要点をメモに書く習慣をつけましょう。



本が面白すぎて、つい休憩を取るのを忘れてしまうこともあります
対策③:集中できる環境で聴く
Audibleは、集中できる環境で聴くことで理解度と記憶の定着率が大きく変わります。
周囲に雑音や人の気配があると、脳が無意識にそちらへ注意を分散させてしまい、内容が頭に入りにくくなります。
静かで一人になれる環境ほど集中力が高まります。
僕の場合、子どもが寝静まった夜に家事をしながら聴くのが一番集中できます。外出先では周囲の音を遮断するために、ノイズキャンセリングイヤホンを必ず使っています。



僕が使っているイヤホンは以下です。今は5が出ていますが、4でも全然使えます!


Audible初心者におすすめ!頭に入りやすいジャンル別3冊


「Audibleを始めたけど、どうも頭に入らない…」そんな悩みを抱える初心者は意外と多いです。
実は、最初に選ぶ本によって、聴きやすさも記憶の残り方も大きく変わります。
ここでは、僕自身が試して「これなら初心者でも集中できる」と感じた作品を3冊厳選して紹介します。
短時間で聴けるもの、ストーリー展開がわかりやすいもの、何度でも繰り返し聴けるものを集めたので、ぜひ次の1冊選びの参考にしてください。
自己啓発書:うまくいっている人の考え方
『うまくいっている人の考え方』は、成功者の思考法を100個紹介した一冊。
ひとつひとつの項目が短く、区切って聴きやすいのが特徴。
1.5倍速なら約2時間20分で聴き終えられるので、繰り返し聴いて復習するのも簡単です。
他人の評価に振り回されないことや、物事の捉え方を変えるヒントなど、価値観を見直すきっかけを与えてくれる点がとても魅力的です。
短編小説:#真相をお話しします
第22回本格ミステリー大賞にノミネートされた話題作。
ミステリーの短編小説で、全5エピソード構成。
どの物語も予想を裏切る展開が用意されており、最後まで飽きさせません。
短いながらも内容がしっかりまとまっており、スピード感のあるストーリー運びで聴き応え抜群。
1エピソードあたり約1時間で聴けるので、通勤時間や家事の合間にも楽しめます。
エッセイ:時をかけるゆとり
最年少で直木賞を受賞した作家・朝井リョウによる爆笑エッセイ集。
直木賞作家と聞くと硬派な人生を歩んできたイメージですが、本作はまったくの逆。
日常の何気ない出来事を、くだらなくも絶妙な視点で書き綴っています。
「笑わずに聴くのは不可能」と言いたくなるほどユーモア満載。
再生時間は7時間29分と長めですが、その分たっぷりと面白いエピソードを堪能できます。
長時間のお供にもぴったりの一冊です。






よくある質問(Q&A)


Audibleに関するよくある質問に回答します。
- Audibleは毎日聴かないと効果がないですか?
-
必ずしも毎日聴く必要はありません。大切なのは「続けやすいペース」を見つけることです。週に数回でも、自分が集中できる環境やタイミングで聴くほうが内容が記憶に残ります。
- 聴くスピードはどれくらいが最適ですか?
-
最適な速度は人それぞれですが、初心者は1.0倍〜1.25倍がおすすめです。慣れてきたら1.5倍以上に挑戦すると効率が上がりますが、理解が追いつかない場合は無理せず速度を下げましょう。
- 頭に入らないとき、最初から聴き直すべきですか?
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必ずしも最初から聴き直す必要はありません。気になる部分だけ戻って再生する方法や、同じ作品を通して聴く「二周目」を取り入れると、記憶が補強されやすくなります。
- Audibleは目を使わないので眠くなります。対策は?
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眠気を感じたら、姿勢を変えたり歩きながら聴くと効果的です。
眠い時には一度休息を挟むと効果的でしょう。
- 同じ本を何度も聴くのは意味がありますか?
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繰り返し聴くことで理解が深まり、重要な部分を自然に覚えられます。特に自己啓発やビジネス書は、繰り返すたびに新しい気づきが得られることが多いジャンルです。
- 家事や運転中でも本当に頭に入りますか?
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単純作業中なら問題ありませんが、判断や計算が必要な作業では理解が落ちます。洗い物や慣れた道の運転など、注意が分散しにくい環境で聴くのがポイントです。
- どんなジャンルから聴き始めればいいですか?
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初心者には短編小説やエッセイ、エピソードごとに区切られた本が向いています。物語の展開や話題が短時間で完結するため、集中力を保ちながら聴き進められます。
- 聴きながらメモを取ったほうがいいですか?
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メモは有効です。殴り書きでもいいので、記載するといいでしょう。Audibleのクリップ機能は後から振り返る際に役立ちます。
- 外出先で聴くと通信量が心配です
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Audibleは事前にダウンロードすればオフライン再生が可能です。自宅やWi-Fi環境で作品を保存しておけば、通信量を気にせず外でも快適に聴けます。
- 1冊を最後まで聴き切れないときはどうすればいい?
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興味が続かない本は無理に聴き続けなくても構いません。別の興味がある本に切り替えましょう。
まとめ:Audibleを聴いても頭に入らない?原因と解決策を体験談付きで解説


この記事で重要なポイントをまとめます。
- Audible初心者が内容を覚えられない原因は「ながら聴き」や「長時間連続聴取」などで、集中力低下や脳の疲労が理解を妨げることが多い
- 記憶に残すには再生速度の調整や30分〜1時間ごとの区切り再生、興味あるテーマ選びが効果的で、理解力が大きく向上
- 思考を使う作業でながらすると、集中力が分散して内容が頭に入らない
- 向いている作業と組み合わせれば、AudibleはただのBGMから知識を得る頼れる相棒へ
- ノイズキャンセリングイヤホンを使用して集中して聴ける環境を作ると効果的
Audibleは正しい使い方をすれば、しっかりと記憶に残る“耳の読書”になります。



最初はうまくいかなくても大丈夫。まずは、自分のペースで楽しめる方法から試してみてください!
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